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米WP紙、9月半ばまでに全従業員のコロナワクチン接種義務付け
米紙ワシントン・ポスト(WP)の発行人、フレッド・ライアン氏は27日、従業員向けメモで、同紙従業員は雇用の条件として、全員が9月半ばまでに新型コロナウイルスワクチンの完全接種を証明するよう求められると通知した。写真は同紙ニュースルーム、2016年1月撮影(2021年 ロイター/Gary Cameron)
[27日 ロイター] - 米紙ワシントン・ポスト(WP)の発行人、フレッド・ライアン氏は27日、従業員向けメモで、同紙従業員は雇用の条件として、全員が9月半ばまでに新型コロナウイルスワクチンの完全接種を証明するよう求められると通知した。医療および宗教上の懸念がある場合は例外という。
米国では感染力の強いデルタ型変異株により新型コロナ感染が増加しているが、米企業はオフィス復帰を模索している。
アップルは先週、感染増加を受け、オフィス再開計画を1カ月延期して10月に繰り下げると発表した。
WPは、9月13日から全従業員の週3日出社を再開する計画で、ライアン氏はそれまでにワクチン接種証明書を提示する必要があるとした。契約従業員や訪問者も、同紙オフィス入館時にワクチン接種証明書の提示が求められるという。
ライアン氏はメモで「従業員の大半は既にワクチン接種証明書を提示しているが、この決定は軽々しく下すものではない。しかし、健康に関する深刻な問題と、これほど多くのWP従業員の真の安全上の懸念を考慮すると、この計画は正しいと考える」と述べた。