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米政権の競争問題担当にウー氏、巨大ハイテク企業の支配を警告
2021年03月06日(土)01時24分
[ワシントン 5日 ロイター] - バイデン米大統領は5日、ホワイトハウスの国家経済会議(NEC)のハイテク・競争問題担当にコロンビア大学のティム・ウー教授を起用した。
ウー氏は「インターネットの中立性(ネットニュートラリティー)」という言葉を生み出したことで知られ、一握りの巨大企業が支配する経済に警鐘を鳴らしてきた。
ウー氏の起用は、ホワイトハウスによる反トラスト法の施行強化に向けた取り組みを後押しする公算が大きい他、フェイスブックやツイッター、アマゾン・ドット・コム、アルファベットなどのハイテク大手に対する規制強化を推進する進歩主義派には朗報となる。
上院司法半トラスト委員会の委員長を務めるクロブシャー議員は、米国の競争促進に向けたバイデン政権による真剣な取り組みが示されたとし、ウー氏の指名を歓迎した。
ホワイトハウスによると、バイデン大統領はウー氏以外に、新たに5人のメンバーをNECに追加。さらに、ホワイトハウスの国内政策会議(DPC)に新たに13人、新型コロナウイルス対策本部に2人のスタッフを指名した。
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