ニュース速報

ワールド

米下院、1.9兆ドルのコロナ法案可決 上院は時給引き上げが障害に

2021年02月27日(土)22時45分

 2月27日 米下院は1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス対策法案を未明に可決した。写真は2020年12月、次期大統領として新型コロナウイルス対策について演説するバイデン氏。デラウェア州ウィルミントンで撮影(2021年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 27日 ロイター] - 米下院は1兆9000億ドル規模の新型コロナウイルス対策法案を27日未明に可決した。1月に就任したバイデン大統領にとって法案審議を巡る最初の勝利となったが、民主党が求めていた最低時給の引き上げが盛り込まれ、上院では難航するとみられている

法案は民主党と共和党の議員数の219対212で可決。上院に送付された。民主と共和の議席が同数の上院だが、民主党は上院でも共和党からの支持なしで可決できるよう対策を講じている。

法案にはコロナワクチンや医療機器への支援のほか、1人当たり1400ドルの個人向け一時金や、週400ドルの失業保険を8月末まで支給することなど、家計への支援策も盛り込まれている。共和党は対策の多くは必要なく、コロナ対策への直接支援は少ないなどとして反対の姿勢を示していた。

民主党は3月中旬までの成立を目指しているが、最低時給引き上げを巡る審議が難航しそうで、修正を迫られる可能性がある。法案では2009年以来据え置かれていた最低時給を7.25ドルから15ドルに引き上げた。

上院での法案可決には60票以上の賛成が必要だが、民主党は過半数で通過する特別措置を使う方針。上院における民主と共和の議席数は50ずつで拮抗しており、採決で同数となった場合、上院議長を兼務するカマラ・ハリス副大統領が決裁票を投じる。

しかし上院の規定では、時給引き上げは民主党の単独過半数では可決できないとの見方が専門家から示されている。また時給引き上げには民主党の2上院議員も反対だ。

上院では15ドルではなく10ー12ドル程度への引き上げ案がでているほか、自主的に時給15ドルを認めない大企業には制裁を科す案も民主党からは出ている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

ニュース速報

ビジネス

米、「為替操作国」指定ゼロ 日中韓など11カ国を監

ワールド

中国、日米共同声明に断固反対 台湾や香港は国内問題

ワールド

お知らせ=重複記事を削除します

ワールド

ラウル氏、キューバ共産党トップ退任表明 カストロ時

MAGAZINE

特集:日本を置き去りにする デジタル先進国

2021年4月20日号(4/13発売)

コロナを抑え込んだ中国デジタル監視の実態。台湾・韓国にも遅れた日本が今すべきこと

人気ランキング

  • 1

    女子中学生がバスの扉に足を挟まれ、30秒間も道路を引きずられる──中国

  • 2

    世界の銃の半分を所有するアメリカ人、お気に入りの小型ナイフも持ち歩けない日本に思うこと

  • 3

    ビットコインが定着するか崩壊するか、運命が決まる時は間もなく来る

  • 4

    東芝 車谷社長の何が悪いのか?

  • 5

    日米を代表する2大怪獣が激突 『ゴジラvsコング』勝…

  • 6

    ブロックチェーン技術の新展開「NFT」が、これほど盛…

  • 7

    原発処理水の海洋放出「トリチウム水だから安全」の…

  • 8

    仮想通貨で7億円稼いだ「億り人」の意外な素顔と「成…

  • 9

    新型コロナが重症化してしまう人に不足していた「ビタ…

  • 10

    ふるさと納税は2年で750%増、熊本の人口4000人の町…

  • 1

    青色の天然着色料が発見される

  • 2

    緑豊かな森林が枯死する「ゴーストフォレスト」が米国で広がっている

  • 3

    ビットコインが定着するか崩壊するか、運命が決まる時は間もなく来る

  • 4

    ミャンマー市民が頼るのは、迫害してきたはずの少数…

  • 5

    世界の銃の半分を所有するアメリカ人、お気に入りの…

  • 6

    ビットコインが、既に失敗した「賢くない」投資であ…

  • 7

    日本だけじゃない...「デジタル後進国」のお粗末過ぎ…

  • 8

    「頭の切れる人」とそれほどでもない人の決定的な差 …

  • 9

    女子中学生がバスの扉に足を挟まれ、30秒間も道路を…

  • 10

    「日本人なら中国人の3分の1で使える」 クールジャパ…

  • 1

    太平洋上空の雲で史上最低気温、マイナス111度が観測される

  • 2

    観測されない「何か」が、太陽系に最も近いヒアデス星団を破壊した

  • 3

    国際宇宙ステーションで新種の微生物が発見される

  • 4

    「夜中に甘いものが食べたい!」 欲望に駆られたとき…

  • 5

    EVはもうすぐ時代遅れに? 「エンジンのまま完全カー…

  • 6

    30代男性が急速に「オジサン化」するのはなぜ? やり…

  • 7

    孤独を好み、孤独に強い......日本人は「孤独耐性」…

  • 8

    ブッダの言葉に学ぶ「攻撃的にディスってくる相手」…

  • 9

    カミカゼ・ドローンで戦況は一変 米軍「最強」の座…

  • 10

    硬貨大のブラックホールが地球を破壊する

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中