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イラン、仏外交官を呼び抗議 イスラム教預言者への侮辱で
10月27日、イラン外務省は、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとされる問題で26日にフランスの外交官を呼んで抗議した。ムハンマドの風刺画をやマクロン仏大統領の発言に反対する人々、バグダッドで26日撮影(2020年 ロイター/Teba Sadiq)
[ドバイ 27日 ロイター] - イラン外務省は、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとされる問題で26日にフランスの外交官を呼んで抗議した。国営IRIB放送が27日、ソーシャルメディアを通じて伝えた。
IRIBによると、イラン外務省の当局者は仏外交官に対し、「どのような立場の人間であろうと、イスラム預言者、イスラムの純粋な価値を侮辱したり無礼をはたらくこと」をイランは強く拒否すると述べた。
マクロン大統領の発言がイスラムに批判的と受け取められていることが背景。
フランスでは今月、授業で預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せていたとされる歴史教師がイスラム過激派とみられる容疑者に首を切られ殺害される事件が発生、表現の自由などを求めるデモが政治家も参加して各地で行われた。マクロン大統領は追悼式で、「イスラム分離主義」がフランス国内の一部のイスラム社会を乗っ取ろうとしているとして、イスラム分離主義と戦う意向を示した。