ニュース速報

ワールド

NY検察、トランプ氏の財務記録でドイツ銀にも召喚状=NYT

2020年08月06日(木)11時13分

 8月5日、米ニューヨークのマンハッタン地区検察はトランプ大統領の事業に関する犯罪捜査の一環として、昨年、トランプ氏に長年融資してきたドイツ銀行に同氏の納税記録の提出を求める召喚状を出していた。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が5日に報じた。ホワイトハウスで4日撮影(2020年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米ニューヨークのマンハッタン地区検察はトランプ大統領の事業に関する犯罪捜査の一環として、昨年、トランプ氏に長年融資してきたドイツ銀行に同氏の納税記録の提出を求める召喚状を出していた。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が5日に報じた。

捜査がこれまで知られているよりも広範囲に行われている可能性を示唆しているという。

同紙によると、召喚状はトランプ氏とトランプ一族が経営する企業トランプ・オーガニゼーションがドイツ銀に融資を申請した際に提出した財務記録を求める内容だったという。

マンハッタン地区検察のバンス検事の事務所は報道について否定も肯定もしなかった。ドイツ銀とホワイトハウスはコメントの求めに応じていない。

NYTによると、ドイツ銀は召喚状に応じて検察に「財務諸表などを含む詳細な記録」を提出したという。

バンス氏は3日、トランプ大統領の財務記録を連邦大陪審に提出するよう求めた召喚状について、保険詐欺や銀行詐欺の疑いを含む「トランプ・オーガニゼーションにおける広範で長期的な犯罪行為の可能性」を巡る捜査の一環だと明らかにしていた。検察はトランプ氏が長年利用している会計事務所マザースに召喚状を出し、納税記録などの提出を求めていた。

同捜査はトランプ氏と不倫したと主張するポルノ女優ら2人への口止め料支払いに関する証言が契機となった。トランプ氏は口止め料の支払いはなかったとしている。

バンス氏は3日にマンハッタンの連邦地裁に提出した文書で捜査の範囲に言及するとともに、トランプ氏側がこのほど起こした8年分の納税記録を求める召喚状への異議申し立てを却下するよう求めた。

NYTは匿名筋の話として、ドイツ銀が召喚状に応じたという事実は、同捜査がトランプ氏と同氏の事業にもたらす「法的リスクの深刻度合いを強める」ものだが、捜査はまだ早い段階にあると報じた。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米12月求人件数、38.6万件減の654.2万件 

ワールド

米ロ・ウクライナ三者協議、交渉継続で合意 捕虜交換

ワールド

トランプ氏、高市首相を全面支持 3月19日にホワイ

ビジネス

ECBが金利据え置き、ドル安を静観 インフレ見通し
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新世論調査が示すトランプ政権への評価とは
  • 2
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近したイラン製ドローンを撃墜
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    「右足全体が食われた」...突如ビーチに現れたサメが…
  • 6
    「反トランプの顔ぶれ」にMAGAが怒り心頭...グリーン…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流してい…
  • 9
    関税を振り回すトランプのオウンゴール...インドとEU…
  • 10
    習近平の軍幹部めった斬りがもたらすこと
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 5
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中