ニュース速報
ワールド
中国、新型コロナ問題で米国への批判強める 国営紙が論評

中国国営英字紙チャイナ・デーリーは13日の論評で、中国は新型コロナウイルスの感染拡大を効果的に封じ込めたにも関わらず、米国は「中国に泥を投げ続ける」と指摘し、米国批判を強めた。写真は上海の金融街で13日撮影。(2020年 ロイター/Aly Song)
[上海 13日 ロイター] - 中国国営英字紙チャイナ・デーリーは13日の論評で、中国は新型コロナウイルスの感染拡大を効果的に封じ込めたにも関わらず、米国は「中国に泥を投げ続ける」と指摘し、米国批判を強めた。
チャイナ・デーリーは論評で、中国は効果的な抑制策や海外への支援提供、透明性の高い情報共有、国際的な協調という点で「注目に値する」例だと主張した。
「米国の政治家が、世界の公衆衛生よりも自らの政治的構想を優先させることに何のためらいも感じないことは、彼らがいかに残酷かを露呈した」と指摘した。
「中国のコロナウイルスの苦悩から利益を得ようとし、米国の政治家は、新型ウイルスの米国への道を開いただけでなく、世界的な大流行への対応で必要とされる結束を妨害した」と批判した。
「米国も含め中国国外で感染が急速に拡大する一方、中国国内の感染者は急速に減少しており、他国はこの著しい対比をみて、米国の一握りの政治家が画策する中国たたきがもたらす危険に目覚めるべきだ」と強調した。