ニュース速報

ワールド

英BP、米業界3団体から脱退へ 気候変動対策巡り不一致

2020年02月27日(木)18時20分

 英石油大手BPは気候変動対策に関する方針の不一致を理由に、米国の石油精製ロビー団体、米燃料石油化学製造者協会(AFPM)および他の2つの米業界団体から脱退する方針を発表した。写真はBPのロゴ。ロンドンで2015年1月撮影(2020年 ロイター/Luke MacGregor)

[ロンドン 26日 ロイター] - 英石油大手BPは気候変動対策に関する方針の不一致を理由に、米国の石油精製ロビー団体、米燃料石油化学製造者協会(AFPM)および他の2つの米業界団体から脱退する方針を発表した。

今月初めに就任したばかりのバーナード・ルーニー最高経営責任者(CEO)は2050年までに石油・ガス生産からの温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。

ルーニーCEOはインスタグラムへの投稿で、BPに対する人々の信頼向上を目指して、世界中で加盟している30以上の業界団体について、メンバーであり続けるべきかどうか再検討していたことを明らかにした。

ルーニーCEOは発表文書で「BPは、エネルギーの移行期に野心的で進歩的なアプローチをしており、そうした方針を共有できる組織と協力する機会を追求する」と表明した。

BPは、二酸化炭素(CO2)の削減効果に価格を付ける「カーボンプライシング」に関する考え方がAFPMとは一致しなかったとしている。

AFPMには300社前後が加盟している。

BPはこのほか、同じく米国の業界団体である西部州石油協会(WSPA)および西部エネルギー連盟(WEA)の会員資格も更新しないことを明らかにした。

AFPMのチェット・トンプソンCEOは、「AFPMは現在もこれまでも、気候変動対策を支持してきた。それゆえにBPの決定は、この問題に関するわれわれの実際の立場以外の事実に基づいていると考える」と述べた。

英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルと仏トタルも昨年、AFPMから脱退する意向を表明した。

一方、BPは米国最大のエネルギー業界団体である米石油協会(API)は脱退しない方針で、環境活動家から批判されている。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、キューバ掌握示唆 「何でもできる」

ワールド

ワイルズ米大統領首席補佐官、乳がんと診断 治療中も

ビジネス

日経平均は反発で寄り付く、原油価格の落ち着き好感 

ビジネス

エネルギー高騰で拙速な対応自制を、BISが各国中銀
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中