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米国は「内政干渉停止を」、中国外交トップがポンペオ長官に要求
中国の外交担当トップである楊潔チ・共産党政治局員(写真)は7日にポンペオ米国務長官と電話会談を行い、米国は中国の内政問題への干渉をやめるべきだと訴えた。国営テレビが伝えた。写真はミュンヘンで2月撮影(2019年 ロイター/Andreas Gebert)
[北京 7日 ロイター] - 中国の外交担当トップである楊潔チ・共産党政治局員は7日にポンペオ米国務長官と電話会談を行い、米国は中国の内政問題への干渉をやめるべきだと訴えた。国営テレビが伝えた。
楊氏は、ウイグル人権法案の可決や香港人権・民主主義法(香港人権法)の成立に言及し、米国は国際関係を著しく損ねたとし、米国に対し「過ちを正し、中国の内政問題への干渉を直ちにやめる」よう求めたという。
米下院は3日、中国政府が新疆ウイグル自治区で少数民族ウイグル族などイスラム教徒を弾圧しているとして、トランプ政権に強硬な対応を求めるウイグル人権法案を圧倒的賛成多数で可決した。
また、香港の反政府デモを支援する香港人権・民主主義法案はトランプ米大統領が先月27日に署名し、成立した。
楊氏は、米政府当局者らが中国の政治体制や国内政策、外交政策を歪曲・攻撃する発言を繰り返しており、中国の内政問題に干渉していると指摘。「中国は断固として反対を表明し、これを強く非難する」と語った。
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