ニュース速報

ワールド

韓国大統領が経済担当の主要閣僚更迭 企画財政相と政策室長

2018年11月09日(金)18時03分

 11月9日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、金東ヨン(キム・ドンヨン)企画財政相(写真)と張夏成(チャン・ハソン)大統領府政策室長を更迭し、後任を政権内部から指名した。ワシントンで昨年10月撮影(2018年 ロイター/YURI GRIPAS)

[ソウル 9日 ロイター] - 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は9日、金東ヨン(キム・ドンヨン)企画財政相と張夏成(チャン・ハソン)大統領府政策室長を更迭し、後任を政権内部から指名した。大統領府が発表した。

予想外に大がかりな改造となったが、後任に政権内の人材を充てたことで、成長を損なっているとエコノミストが批判する現在の経済政策を強化する狙いがみてとれる。

金企画財政相の後任には洪楠基(ホン・ナムギ)国務調整室長、張政策室長の後任には金秀顕(キム・スヒョン)大統領府社会首席秘書官が就く。

大統領報道官は会見で「誰もが一緒に豊かになれる包摂的な国家を建設するため、さらに強力な措置を打ち出すことが目的だ」と表明した。

金東ヨン氏は、大統領の「所得主導成長」政策の調整を求めて、張夏成氏とたびたび衝突していた。大統領が進める最低賃金の大幅引き上げや労働時間短縮については、低所得層が打撃を受け、逆効果になったとの批判が出ている。

今回の人事に対する市場の反応は限定的。ソシエテ・ジェネラルの韓国担当チーフエコノミスト、Oh Suk-tae氏は「政策変更を示すものでは全くない。大統領が政府に対し、今までと同じことをもっと強力に進めてほしいと要求しているにすぎない」と述べた。

韓国ギャラップがこの日発表した世論調査結果によると、文大統領の支持率は4週連続で低下し、54%となった。就任直後は84%の高い支持率を記録していた。

同国の最低賃金は今後2年で約30%引き上げられる予定。大企業の週労働時間は約25%短縮された。ただこれまでのところ、就業率は低下しており、所得も減少している。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

MAGAZINE

特集:世界が尊敬する日本人100

2019-4・30号(4/23発売)

お笑い芸人からノーベル賞学者まで文化の壁を越えて輝くいま注目すべき100人

人気ランキング

  • 1

    ホンダ英国工場撤退で大騒ぎの不思議

  • 2

    羽生結弦が「最も偉大な男子フィギュア選手」である理由【世界が尊敬する日本人】

  • 3

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が公開される

  • 4

    93歳の英女王、免許自主返納の殿下に続き「運転やめ…

  • 5

    土星最大の衛星タイタンで深さ100メートル超の湖が発…

  • 6

    文在寅肝いりの現代自動車「低賃金」工場は、韓国の…

  • 7

    地球外生命が存在しにくい理由が明らかに――やはり、…

  • 8

    【動画】ショートプログラム歴代最低の3点!──羽生結…

  • 9

    「人間の肥料化」が合法化されそう、何それ?

  • 10

    避妊薬の服用法にバチカンへの「忖度」があった!?

  • 1

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 2

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 3

    謎のシャチが見つかった?未知の4種目の可能性

  • 4

    「美人銭湯絵師」の盗作疑惑に見る「虚像」による文…

  • 5

    [動画]クジラがサメの襲撃から人間を救った

  • 6

    おどろおどろしい溶岩の世界!?木星の北極の正体が…

  • 7

    5年前、太陽系外の恒星間天体が地球に衝突していた

  • 8

    「心の専門家」に、ピエール瀧氏を「分析」させるメ…

  • 9

    地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される

  • 10

    子供の亡骸を16日間も離さない母シャチの悲嘆「もう…

  • 1

    巨大なホホジロザメが一匹残らず逃げる相手は

  • 2

    無残、少女の足の裏に無数の寄生虫!

  • 3

    シャチがホホジロザメを餌にし始めた

  • 4

    女性の体は、弱い精子をブロックする驚くほど洗練さ…

  • 5

    人類史上最も残虐な処刑は「首吊り、内臓えぐり、仕…

  • 6

    地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される

  • 7

    謎のシャチが見つかった?未知の4種目の可能性

  • 8

    「令和」に関して炎上する中国ネット

  • 9

    大坂なおみ選手の二重国籍が認められた!

  • 10

    映画『ボヘミアン・ラプソディ』が語らなかったフレ…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
広告営業部員ほか求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!