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米民主党、セッションズ司法長官辞任巡り緊急公聴会の開催要求
11月8日、米民主党はトランプ大統領がセッションズ司法長官を事実上更迭したのは2016年大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査を抑制するためだとし、緊急公聴会の開催を要求した。1日撮影(2018年 ロイター/JONATHAN ERNST)
[ワシントン 8日 ロイター] - 米民主党は8日、トランプ大統領がセッションズ司法長官を事実上更迭したのは2016年大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査を抑制するためだとし、緊急公聴会の開催を要求した。
トランプ氏は前日セッションズ氏の辞任を発表。セッションズ氏の辞表によると、辞任はトランプ氏の要請によるもので事実上の更迭に相当する。
下院司法委員会の民主党委員らは書簡の中で、憲法上の危機が迫っているとした上でグッドラッテ委員長(共和)は行動すべきと主張した。
さらに、モラー特別検査官の捜査を妨害しようとするいかなる動きも阻止するために超党派の法案を求めた。
モラー氏は、大統領選へのロシア介入疑惑を巡る捜査を主導している。トランプ氏は、セッションズ氏の後任として、ウィテカー司法長官首席補佐官を長官代理に指名した。モラー氏の捜査に批判的だったウィテカー氏が今後、ローゼンスタイン副長官に代わり捜査を監督することになるため、民主党からは批判が上がっている。
セッションズ氏は、トランプ大統領就任後に大統領選中のロシア政府関係者との接触が判明し、捜査に関わらないと表明。そのため、ローゼンスタイン副長官が捜査を監督している。
ワシントン・ポスト紙によると、ウィテカー氏はモラー氏が進める捜査の監督から外れる意向はないという。ロイターはこの報道内容を確認できていない。
さらに、民主党委員らは司法省に対して、モラー氏の捜査の公正性を守り、関連資料を保存するよう求めている。
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