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ドイツ、核廃棄条約存続でNATOに協力要請へ

2018年10月23日(火)11時53分

 10月23日、ドイツのマース外相(写真)は23日、ロシアと米国が中距離核戦力(INF)廃棄条約を維持するよう北大西洋条約機構(NATO)に協力を求める考えを示した。写真はギリシャの首都アテネで9月撮影(2018年 ロイター/Costas Baltas)

[ベルリン 23日 ロイター] - ドイツのマース外相は23日、ロシアと米国が中距離核戦力(INF)廃棄条約を維持するよう北大西洋条約機構(NATO)に協力を求める考えを示した。ロシアに条約を履行させるための措置を講じる用意があるとも述べた。

トランプ米大統領は20日、ロシアの条約違反を理由にINF廃棄条約からの離脱を表明した。ロシアは条約違反を否定している。

マース外相はフンケ・メディアグループに対し、INF廃棄条約は欧州の存続に関わるものだと指摘し、条約を維持させるため「あらゆる外交手段」を講じるとの考えを示した。

その上で「この問題をNATOの重要議題にする」とし、「ロシアに条約を履行させるため同国と協力する用意がある。新たな軍拡競争の始まりを容認するつもりはない」と述べた。

ロシアが条約違反の指摘に長年対応してこなかったことを踏まえると米国の不満は理解できるとしながらも、条約を破棄するのは「大きな間違いだ」と強調した。

ロイター
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