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英離脱交渉、EUに立ち向かう必要=ジョンソン前外相
10月14日、英国のジョンソン前外相は、同国の欧州連合(EU)離脱について、EU内の「いじめっ子に立ち向かう」必要があると主張、「スーパーカナダ」型の自由貿易協定(FTA)を締結すべきだとの認識を示した。写真は同前外相。3日にオックスフォード近郊で撮影(2018年 ロイター/TOBY MELVILLE)
[ロンドン 14日 ロイター] - 英国のジョンソン前外相は、同国の欧州連合(EU)離脱について、EU内の「いじめっ子に立ち向かう」必要があると主張、「スーパーカナダ」型の自由貿易協定(FTA)を締結すべきだとの認識を示した。
15日付のテレグラフ紙のコラムで見解を示した。
ジョンソン氏は、離脱交渉が「危機に瀕している」と指摘。メイ首相には方針展開が必要だとの認識を示した。
同氏は「いじめっ子に立ち向かう時が来た。英国は2年以上にわたってEUに手荒に扱われてきた。今こそ英国が抵抗する時だ」と主張。
「もっと良い解決策がある。それがスーパーカナダだ。関税はゼロ、割り当てもゼロ、深い特別なパートナーシップの中心となる自由貿易協定だ。双方にとって適切なものであり、それを目指す時期だ」としている。
ジョンソン氏は強硬離脱派の筆頭格で、メイ首相に離脱計画の再考を求めてきた。同氏はブックメーカー(賭け屋)の予想で次期首相の有力候補となっている。