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NZの経常収支、第2四半期は予想上回る赤字

2018年09月19日(水)11時51分

 9月19日、ニュージーランド(NZ)統計局が発表した第2・四半期の経常収支は、16億1900万NZドル(10億7000万米ドル)の赤字と、市場予想(10億5000万NZドル)より大幅な赤字となった。写真はオークランド港に積まれたコンテナ。2011年9月撮影(2018年 ロイター/Stefan Wermut)

[ウェリントン 19日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)統計局が19日に発表した第2・四半期の経常収支は、16億1900万NZドル(10億7000万米ドル)の赤字と、市場予想(10億5000万NZドル)より大幅な赤字となった。

海外投資家がNZ国内で得た投資収益が居住者が海外投資で得た収益を上回ったことから、第1次所得収支が21億NZドルに上る赤字となったことが響いた。

第1・四半期は8800万NZドルの黒字だった。

第2・四半期までの1年間の経常収支は95億3600万NZドルの赤字で、2009年以来の大幅な赤字。赤字の対国内総生産(GDP)比率は3.3%となった。

経常収支の発表を受けてNZドルは0.6597米ドルから0.6588米ドルにやや軟化した。

ANZ銀行のエコノミスト、マイルズ・ワークマン氏は「年間の赤字幅にはやや悪い印象を受けた」と指摘。「全体的には、明日発表されるGDPに関するわれわれの見方を変えるものではない」とした。

20日に発表予定の第2・四半期GDPについてロイターがまとめたエコノミスト10人の予想平均は前期比0.7%増となっている。

*内容を追加しました。

ロイター
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