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EU、米国への報復関税を22日発動 32億ドル規模
2018年06月21日(木)09時22分
6月20日、EU欧州委員会は、米国の鉄鋼・アルミニウム輸入関税への対抗措置として、22日から農産物などの米製品に25%の関税を課すと発表した。写真はEU旗と米国旗。ブリュッセルで昨年2月撮影(2018年 ロイター/Francois Lenoir)
[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は20日、米国の鉄鋼・アルミニウム輸入関税への対抗措置として、22日から農産物などの米製品に25%の関税を課すと発表した。
総額28億ユーロ(32億ドル)相当で、対象品目には鉄鋼・アルミ製品のほか、トウモロコシや落花生などの農産物、バーボン、ジーンズ、バイクなども含まれる。
欧州委のマルストローム委員(通商担当)は声明で、こうした措置は望んでいないとはしながらも、米国の「一方的で正当化されない」決定でEUの選択肢がなくなったと説明。
今回の措置は世界貿易機関(WTO)のルールにのっとったもので、米政府が関税措置を撤回すれば、EUも撤回するとした。
EUはこのほか、今後3年間で米製品に課す可能性がある36億ユーロ相当の追加関税についても準備している。
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