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シンガポール非石油部門輸出、3月は前年比‐2.7% 予想外の減少

2018年04月17日(火)12時18分

 4月17日、シンガポール国際企業庁が発表した3月の非石油部門輸出は、前年同月比2.7%減少し、予想外のマイナスとなった。写真はシンガポールの港で昨年6月撮影(2018年 ロイター/Darren Whiteside)

[シンガポール 17日 ロイター] - シンガポール国際企業庁が発表した3月の非石油部門輸出は、前年同月比2.7%減少し、予想外のマイナスとなった。電子機器の輸出が4カ月連続で落ち込んだ。

輸出は2月の改定値(6.0%減)よりも小幅なマイナスにとどまったものの、ロイターのエコノミスト調査では0.2%増加すると予想されていた。

電子製品輸出は前年比7.1%減少。2月は12.7%減だった。

中国向け輸出は12.2%減少した。

OCBC銀行のチーフエコノミスト、セレーナ・リン氏は「2月に2週間にわたって工場が稼動停止した中国の旧正月の影響が波及した可能性がある」と指摘した上で、電子製品の落ち込みが続いていることに懸念を示した。

輸出は前月比(季節調整済み)では1.8%減少した。2月改定値は2.7%減少。

ロイター調査では4.7%上昇が見込まれていた。

リン氏は、米中間の貿易摩擦に言及し「(経済成長への)下向きのリスクとして誰もが注目しているのは、貿易摩擦が貿易だけでなく企業信頼感や投資フローにも影響を及ぼす可能性だ」と指摘した。

ロイター
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