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南ア与党、ズマ大統領の罷免を決定=関係筋
2月13日、南アフリカの与党・アフリカ民族会議(ANC)の執行委員会は、ズマ大統領の罷免を決定した。13時間にわたる幹部会議の後、党関係筋がロイターに明らかにした。6日、政府庁舎を離れるズマ大統領。ケープタウンで撮影(2018年 ロイター/Sumaya Hisham)
[プレトリア/ヨハネスブルク 13日 ロイター] - 南アフリカの与党・アフリカ民族会議(ANC)の執行委員会は、ズマ大統領の罷免を決定した。13時間にわたる幹部会議の後、党関係筋が13日、ロイターに明らかにした。
党執行委員会はズマ大統領に辞任を命じる権限があるが、国内メディアの間では、大統領がなお辞任を拒否する可能性があるとの見方も出ている。
ズマ氏の任期は2019年半ばまでだが、ラマポーザ副大統領が昨年12月にANCの新議長に選出されて以降、ズマ氏に対する辞任圧力が党内で高まっている。
ANC関係者は「ズマ氏の罷免を決定した。ズマ氏にはまだ告げられていない」と述べた。
ANC当局者とズマ氏のスポークスマンはコメントを拒否している。
国営南アフリカ放送協会(SABC)が関係筋の話として伝えたところによると、ラマポーザ氏がズマ氏と会談し、48時間以内の辞任を勧告した。
また、国内メディアのアイ・ウィットネス・ニュースが関係筋の話として報じたところによると、ズマ氏はラマポーザ氏と会談した際に、退任に合意するか、もしくは罷免に直面するかとの質問に対して「好きなようすればいい」と答えたという。
*内容を追加しました。