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台湾中銀が下期の景気減速警戒、金利据え置き
6月22日、台湾中央銀行は政策金利を1.375%に据え置くことを決定した。2016年3月撮影(2017年 ロイター/Tyrone Siu)
[22日 ロイター] - 台湾中央銀行は22日、政策金利を1.375%に据え置くことを決定した。堅調なハイテク関連輸出が景気を下支えし、インフレが引き続き抑制される中、市場の予想通りの決定となった。
据え置きは4会合連続。理事会メンバー全員が据え置きを支持した。
ロイターがエコノミスト14人を対象に実施した調査では、全員が据え置きを予想していた。
中銀は声明で、世界経済を巡る不透明感に言及し、「下期は域内経済がやや減速する可能性がある」との見方を示した。
現在は、米アップル
中銀は今後も金融政策の調整を急がない公算が大きい。アナリストの間では、利上げは来年初めまでないとの見方が支配的だ。
景気支援に向けた利下げは必要な状況にはない一方、台湾ドル
トランプ米政権が通商措置を講じるとの懸念から、当局が介入を避けていることが台湾ドルの押し上げ要因となっているが、中銀はこの日、想定外のボラティリティーが経済に影響を及ぼすようであれば、為替相場の秩序を維持するとの立場を示した。
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