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北朝鮮問題で日中高官が協議、安保理決議の厳密な履行を確認

2017年04月26日(水)19時20分

 4月26日、外務省の金杉憲治アジア大洋州局長(写真左)と中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表(写真右)は都内で北朝鮮問題を協議し、安保理決議の厳密な履行に向け、緊密に連携することで一致した(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 26日 ロイター] - 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長と中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表は26日、都内で北朝鮮問題を協議し、安保理決議の厳密な履行に向け、緊密に連携することで一致した。その後に武代表と面会した岸田文雄外相は、中国に一段の役割拡大を求めた。

会談後に記者団の取材に応じた武代表は「政治的、外交的手段により、平和的に解決することがとても重要だという共通認識に達した」と語った。朝鮮半島近海に向かう米空母カール・ビンソンと自衛隊が共同訓練を行ったことにも言及し、「半島での戦争につながるようなことは反対。日本も同じ認識だ」と述べた。

2月に北朝鮮からの石炭輸入を止めた中国の役割拡大をめぐっては、北への石油の供給停止が焦点の1つに浮上している。武代表は記者からこの問題について問われたものの、回答を避けた。

金杉局長は25日に都内で米韓の政府高官と協議した後、「石油は1つのツール。武大偉大使と会うときにこの点も取り上げたい」と記者団に語っていた。

(久保信博、竹中清)

ロイター
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