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イスタンブール型攻撃、独で発生の可能性ある=情報機関長官

2016年07月04日(月)14時38分

 7月2日、ドイツ連邦憲法擁護庁のハンス=ゲオルク・マーセン長官は、イスラム過激派による攻撃は同国の安全保障上最大の脅威だと述べた。写真はベルリンで昨年8月撮影(2016年 ロイター/Fabrizio Bensch)

[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツの情報機関、連邦憲法擁護庁(BfV)のハンス=ゲオルク・マーセン長官は、ドイツにとって安全保障上最大の脅威はイスラム過激派による攻撃であり、6月28日にイスタンブールで発生したものに類似した攻撃がドイツで発生する可能性は否定できないとの考えを示した。フランクフルター・アルゲマイネ紙に述べた。

イスタンブールの空港で発生した3人の自爆犯による攻撃では、44人が死亡し、今年トルコで起きた事件としては最悪となった。

長官は、過激派組織イスラム国(IS)の軍事力が後退しつつあっても、聖戦主義者の士気の衰えにはつながっていないと指摘。また、人々を脅迫し、信奉者にあらためて存在を知らせるメッセージを送るうえで、欧州での攻撃はこれまでになく重要性を増していると述べた。

ビルト日曜版の委託でエムニドが502人に行った調査によると、ドイツ人の62%がイスタンブールやブリュッセルで発生した攻撃がドイツの空港でも発生すると予想、「発生しない」と予想した33%を大きく上回った。

国内の空港ビルにおけるセキュリティ強化を望んだ回答者は全体の57%、望まなかったのは39%だった。

ロイター
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