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EU、北朝鮮制裁強化 貿易・金融取引など

2016年05月28日(土)02時06分

5月27日、欧州連合は、北朝鮮が今年に入り実施した核・ミサイル実験を踏まえ、同国に対する制裁を強化すると発表。写真は2016年2月、北京の北朝鮮大使館に掲げられた同国の国旗(2016年 ロイター/Jason Lee)

[ブリュッセル 27日 ロイター] - 欧州連合(EU)は27日、北朝鮮が今年に入り実施した核・ミサイル実験を踏まえ、同国に対する制裁を強化すると発表した。貿易や金融取引などが対象となる。

追加制裁措置によって、北朝鮮は石油関連および高級品のEUへの販売が禁止される。EU加盟国に対しては、北朝鮮の鉱山・精製・化学産業への投資を禁じる。

EUは、北朝鮮の行動が国際平和や安全保障に対する深刻な脅威であるとし、制裁の強化を決定したと説明した。

EUは今月、北朝鮮の個人・企業に対する資産凍結や渡航禁止措置の拡大も発表。個人66人と42企業がこれら制裁の対象となった。

ただ、EU・北朝鮮の貿易が2014年に3400万ユーロの規模まで縮小していることや、ドイツやスウェーデンが北朝鮮を完全に孤立させることに懸念を表明していることもあり、今回の制裁強化の効果は限定的になる公算が大きいとみられている。

ロイター
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