ユーロ圏消費者のインフレ期待低下、戦争前の調査 エネルギー高で見通し一変
写真は2025年1月、仏エクサン・プロバンスの市場で撮影。REUTERS/Manon Cruz
[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)が27日公表した調査によると、ユーロ圏の消費者は米国・イスラエルによる対イラン攻撃前の時点でインフレ期待を低下させていたが、その後のエネルギー価格急騰により見通しは大きく変化した。
ECBの消費者期待調査によると、今後12カ月および3年先のインフレ率の中央値はいずれも2.5%と、前月の2.6%から低下した。5年先のインフレ期待は2.3%で横ばいだった。
ただ、回答の97%は2月28日の戦争開始前に収集されたものだとECBは指摘した。
その後、ECBはエネルギーコストの急騰を受けてインフレ見通しを大幅に引き上げており、各種調査でも消費者心理の悪化や物価上昇圧力の強まりが示されている。
ECBは最も穏やかなシナリオでもインフレ率が3%を超えてピークを付けるとみており、より厳しいシナリオでは物価上昇が一段と高く、長期化する可能性があると見込んでいる。





