欧州航空業界、合成燃料使用を義務化するEU規則に異議=関係筋
2025年10月4日、独ミュンヘンの空港で撮影。REUTERS/Ayhan Uyanik/File Photo
Joanna Plucinska Kate Abnett
[ロンドン/ブリュッセル 17日 ロイター] - 欧州の航空会社は、2030年から持続可能な合成燃料(eSAF)の使用を義務づける欧州連合(EU)規則に対して異議を唱える準備を進めている。事情に詳しい関係者2人がロイターに明らかにした。
欧州航空業界は19日に正式発表する予定だ。関係者によると現在も協議が続いており、規制当局が水面下で難色を示しているため、予定が変更される可能性もある。
欧州委員会はコメント要請に即座には応じなかった。
欧州航空業界は、米国・イスラエルとイランの戦闘に伴う運航の混乱や、燃料費高騰の影響を受けており、EUの規則は厳しすぎると反発している。二酸化炭素(CO2)と水素から生成されるeSAFは、供給が不十分で価格が高すぎると訴えている。
協議に詳しい関係者の1人は、航空会社がeSAFの利用義務の完全撤廃を求める可能性も検討していると語った。
EUは昨年、エンジン車販売の35年以降の禁止措置を見直した。航空業界もこの流れに乗ろうとしている。
EUの現行計画では、域内の空港で供給される燃料におけるeSAFの比率を30年に1.2%、35年に5%へ引き上げることになっている。





