金価格が一時2%超下落、ドル高・米利下げ期待後退で
3月9日、金現物価格は一時2%超下落。写真は金の模造品。2月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Noel John
[9日 ロイター] - 9日の金現物価格は一時2%超下落。ドル高が金相場の重しとなったほか、エネルギーコスト上昇を受けてインフレ懸念が高まり、近い将来の利下げ見通しが一段と後退した。
0554GMT(日本時間午後2時54分)時点で、金現物は0.8%安の1オンス=5130.94ドル。一時は2%超の下落を記録した。米金先物4月限は0.4%安の5138.20ドル。
ドルが3カ月超ぶりの高値に上昇し、他の通貨保有者にとって金の割高感が増した。
KCMトレードのチーフ市場アナリスト、ティム・ウォータラー氏は「市場の混乱にもかかわらず、金価格は後退している。原油価格が100ドル台になったことを受けインフレ懸念からドルが押し上げられ、利下げ期待が後退しているためだ」と述べた。
また、「過去12カ月間の金価格上昇の大部分は、米金利のハト派的な見通しに基づいていた。しかし、原油価格が100ドルに達したことでインフレリスクが生じ、利下げはもはや確実ではなくなり、金はそれに応じて価格を調整した」と指摘した。





