バークシャー、自社株買い再開 アベル新CEOも個人で取得
写真はニューヨーク証券取引所。2025年10月、ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
Jonathan Stempel
[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイは5日、自社株買いを2024年5月以来、2年弱ぶりに再開したと発表した。1月に就任したグレッグ・アベル最高経営責任者(CEO、63)が自らの姿勢を打ち出した格好だ。自社株買いは4日に開始し、昨年末時点で3733億ドルに達する現金保有高の削減に一役買う可能性がある。
また、アベル氏はバークシャーのA種株21株を今月4日、約1460万ドルで購入したことを明らかにした。これはアベル氏の年収2500万ドルの税引き後の額に相当し、今後も同じように自社株を購入する計画だと説明した。これでアベル氏が保有する自社株は、4日時点で約1億8200万ドル相当のA種株249株となった。
アベル氏は就任後初のテレビ局インタビューとなった米CNBCテレビの取材に対し、自社株買いと自身の株式購入について前CEOのウォーレン・バフェット会長(95)と相談したことを明らかにした。バフェット氏は自身の資産のほぼ全てをバークシャー株で保有している。
アベル氏は、バークシャーが自社株の内在価値が市場価格を上回った際に自社株買いを実施し、株主への長期的な価値創出を図っていると解説。その上で「経営陣の交代に伴って」自社株買いの再開を開示することが重要だと訴えた。
バークシャーは通常ならば四半期ごとに自社株買いを開示しており、アベル氏は自社株買い再開の開示は単発の措置だと説明した。
CFRAリサーチのアナリスト、キャシー・サイファート氏は、2日にバークシャー株がバフェット氏退任後の1日当たり下落率としては最大を記録した中で、自社株買いは「前向きなシグナル」を送ると評価。その上で「この短期的なプラス効果を持続させるには、バークシャーの基盤となるファンダメンタルズの改善が必要だ」と求めた。
アベル氏は自身のバークシャー株保有を増やすことで、長期的な株主利益と合致させると言及。また、自身がCEOを20年間務める構想を明らかにした。





