IBM株急落、2000年以来の下落率 アンソロピックのCOBOL近代化を嫌気
1月20日、スイスのダボスで撮影。REUTERS/Romina Amato/File Photo
[23日 ロイター] - 23日の米株式市場でIBMの株価が急落し、1日の下落率としては約25年ぶりの大きさを記録した。
人工知能(AI)スタートアップの米アンソロピックが、メインフレーム(大型汎用機)で使われるプログラミング言語「COBOL」の近代化をAIで支援できると主張したことが材料視された。
終値は前週末比13.2%安となり、2000年10月18日以来の下落率となった。
COBOLは、銀行や保険、政府機関などのIBM製メインフレームで広く利用されているプログラミング言語。
アンソロピックは23日付のブログで「かつてCOBOLシステムの近代化には、大勢のコンサルタントが数年をかけてワークフローを分析する必要があった。クロード・コードのようなツールを使えば、近代化作業の大半を占める調査や分析フェーズを自動化できる」と指摘。「AIを活用することで、数年単位だったCOBOLのコード近代化を数四半期で完了できる」とした。
ここ数カ月、ソフトウェア関連株はAIツールの性能向上による影響を懸念する売りが強まっている。特にアンソロピックが大規模言語モデル「クロード」のアドオン機能を投入したことで、同社がアプリケーション層への進出を強めるとの警戒感が広がった。
同日はサイバーセキュリティー関連株も売られ、クラウドストライクやデータドッグが下落した。投資家の間では、アンソロピックが新たに打ち出したセキュリティー機能が業界に与える影響を注視する動きが出ている。





