インフレ低下「慎重ながらも楽観視」=米ダラス連銀総裁
写真は米ダラス地区連銀のローガン総裁。2025年10月、テキサス州オースティンで撮影。REUTERS/Ann Saphir
Michael S. Derby
[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は20日、インフレ率が目標とする2%に速やかに戻らない可能性を引き続き懸念しているとし、連邦準備理事会(FRB)の金融政策は現在、経済が直面するリスクに対処する上で十分に適切な位置にあるとの考えを示した。
ローガン総裁はコロンビア大学でのイベントで、現在のFRBの政策スタンスを踏まえ、インフレ率は目標に向けて低下する軌道に乗っていると「慎重ながらも楽観視している」と述べた。
ただ「2%の目標に向かう軌道に乗っていると完全には確信していない」とし、経済全体の動きを見ると、関税措置の影響が引き続き波及していると指摘。連邦最高裁がトランプ大統領が非常事態権限に基づいて発動した広範な関税措置を違法と判断したことで、見通しに対する不確実性が高まるとの見方をした。
インフレ圧力が目標水準まで鈍化しない場合にFRBが取るべき対応について「まだ判断を示す段階にはない」と言及。FRBが担う物価安定と完全雇用の双方に対するリスクが存在しているため、注意深く見極める必要があるとし、今後の金融政策の展開について推測することは控えた。





