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米国株式市場=下落、ダウ179ドル安 次期FRB議長「タカ派」警戒

2026年01月31日(土)07時12分

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)前で2025年4月撮影。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は主要3指数がいずれも下落して終了した。トランプ米大統領が連邦準備理事会(FRB)の次期議長にケビン・ウォーシュ元FRB理事を指名したことについて、市場でタカ派寄りの選択と受け止められる中、ダウ工業株30種は179ドル下落して終了。イラン情勢を含む地政学リスクのほか、連邦政府のつなぎ予算の期限が30日に迫り、一部の政府機関が再び閉鎖されるのではないかとの懸念も相場の重しになった。

ウォーシュ氏については、低金利を支持する可能性が高いものの、一部の他の候補者が示唆していたような積極的な利下げには踏み切らないとの見方も出ている。ただ、トランプ大統領はこの日、ウォーシュ氏に対し政策金利に関する計画について質問するのは適切ではないとしつつも、「利下げに前向きだと確信している」と述べ、利下げ推進に期待を示した。政権の圧力でFRBの独立性が揺らぐという懸念も広がる中、就任に必要な上院の承認には曲折も予想されている。

シチズンズ・ウェルスの最高投資責任者(CIO)、マイケル・ハンス氏は、この日の外国為替市場でドルが円やユーロなどの主要通貨に対して上昇したこととなどに言及し、「トランプ大統領によるウォーシュ氏の指名の影響と、金融政策の見通しを見極めようとする動きが市場で見られている」と述べた。

この日は、一連の企業決算を消化する動きも継続。 アップルが29日に発表した第1・四半期(2025年12月27日まで)決算は売上高と利益がともに市場予想を上回った。また、マイクロソフトが28日発表した第2・四半期(2025年10─12月)決算は総売上高が前年比17%増の813億ドルと、市場予想の802億7000万ドルを小幅に上回った。

エドワード・ジョーンズのシニアグローバルストラテジスト、アンジェロ・クルカファス氏は「次期FRB議長を巡る不透明感に加え、企業決算がまちまちだったことや、根強いインフレ圧力、政府機関が再び一部閉鎖されることへの懸念など、市場ではさまざまな懸念が出ている」と述べた。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 48892. -179. -0.36 48991 49047 4845

47 09 .62 .68 9.88

 前営業日終値 49071.  

56

ナスダック総合 23461. -223. -0.94 23578 23662 2335

82 31 .96 .25 1.55

 前営業日終値 23685.  

12

S&P総合500種 6939.0 -29.9 -0.43 6947. 6964. 6893

3 8 27 09 .48

 前営業日終値 6969.0  

1

ダウ輸送株20種 18300. -78.5 -0.43

31 2

ダウ公共株15種 1091.2 -1.51 -0.14

7

フィラデルフィア半導体 7998.4 -321. -3.87

7 92

VIX指数 17.44 +0.56 +3.32

S&P一般消費財 1961.1 -1.38 -0.07

4

S&P素材 624.06 -11.7 -1.85

3

S&P工業 1400.0 -3.89 -0.28

5

S&P主要消費財 929.89 +12.3 +1.35

6

S&P金融 887.83 -2.49 -0.28

S&P不動産 262.03 +0.24 +0.09

S&Pエネルギー 786.14 +7.62 +0.98

S&Pヘルスケア 1802.6 +10.2 +0.57

2 6

S&P通信サービス 478.15 -1.08 -0.23

S&P情報技術 5587.8 -75.4 -1.33

8 6

S&P公益事業 439.54 -0.90 -0.20

NYSE出来高 20.40億

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 53560 + 170 大阪比

シカゴ日経先物3月限 円建て 53465 + 75 大阪比  

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