三菱自次期社長「中国勢への対抗策が課題」、次期会長は協業見極め
写真は三菱自のロゴ。2023年10月、ジャパンモビリティショーの会場で撮影。 REUTERS/Issei Kato
Maki Shiraki
[東京 22日 ロイター] - 三菱自動車工業の社長兼最高執行責任者(COO)に4月1日付で就任する岸浦恵介執行役員が22日、社長交代に伴う会見を開いた。同氏は当面の最大の経営課題について「新たな中国勢などのライバルと世界でどう戦うかだ」と述べ、AI(人工知能)などの最新技術やデジタル対応も重要課題として取り組むと語った。
会長兼最高経営責任者(CEO)に就く加藤隆雄社長も同席し、新しい視点で物事を判断をしていくために若返りを図ることが社長交代の理由と話した。
岸浦氏は、「中国メーカーは技術力、商品力、何よりもコスト競争力が高い」と指摘。従来の自動車メーカー大手に加えて、新興の中国勢という「非常に強力なライバルと世界中でいかに戦うかが最大の経営課題と認識しており、社内でもまさに議論している」と話した。
自社の強みである東南アジア諸国連合(ASEAN)地域を軸にしつつ、豪州、中南米、中東、日本など他の市場も強化し、販売面で「デジタルを含めた中国勢の対抗」を考えていきたいと語った。米国の追加関税は「(税率)15%のレベルなら、頑張れば米国事業もやっていける」とした。
日産自動車・仏ルノーとのアライアンス(連合)に関しては「車両の相互供給を含めて良好な関係を引き続き維持したい」と説明。日産とホンダとの3社では「さまざまな協業の検討が続いている」とし、協業により「もう一段(自社の)強みが増す」と述べた。
加藤氏は「経営のかじ取りは2人でやっていくが、岸浦氏はCOOとしてより実務に直結するようなところで采配を振るっていただきたい」とした。一方、自身の役割については「中長期的に会社がどの方向を向いて走っていくのか。協業・提携についてもどういう方向性、考え方で進めていくのか、そういった中長期的な経営の方向性をしっかりと見ていきたい」と語った。
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