ヘッジファンド、25年は超大型ハイテク株のロングポジション維持=ヘイゼルツリー
[ロンドン 14日 ロイター] - ヘッジファンドが2025年に米グーグルの親会社アルファベット、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズなどの超大型ハイテク株のロングポジションを維持した一方、IBMやストラテジーなどはショートポジションを続けたことが、金融サービス企業ヘイゼルツリーが14日発表したレポートで明らかになった。
ロングポジションは基本的に株価上昇を見込んだ賭けで、ショートポジションは株価下落を予想した動きだ。世界の1万6000銘柄に投資する資産運用会社600社超のデータを分析したヘイゼルツリーは、地域によってファンドのポジションが大きく異なっていたと指摘した。
レポートは超大型ハイテク株「マグニフィセント・セブン」の中でもアルファベット、マイクロソフト、メタのロングポジションが目立ったのは、ソフトウエアサービス企業が人工知能(AI)の恩恵を受けられるとの確信を反映していると指摘。
一方、ショートポジションでは「IBMやストラテジーなどが継続する一方、シノプシスはアンシスの買収に伴う実行リスクへの懸念が高まるのに伴ってショートポジションが急速に高まった」と記した。
米半導体設計支援ソフトウエア大手シノプシスは25年、シミュレーションソフト会社アンシスを現金と株式によって350億ドルで買収。だが、25年第3・四半期決算の売上高はアナリストらの市場予想を下回った。
金融分野で最もショートポジションを示したのは、米銀行大手のウェルズ・ファーゴとJPモルガン・チェース、地銀キーコープだった。
欧州では防衛やエネルギーなどの支出増加が見込まれる分野へのエクスポージャーを反映し、ロング、ショートの両ポジションとも工業株の銘柄が名を連ねたと記した。
アジアでは、工業と技術ハードウエアの銘柄にポジションが集中。レポートは、アジアが製造業と、世界的なAIの成長を支える「サプライチェーン(供給網)の基幹」の役割を担っていることを映し出していると分析した。
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