東京外為市場・午前=ドル159円前半で売買交錯、1年半ぶり高値圏
米ドル紙幣とグラフ。2025年4月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
Atsuko Aoyama
[東京 14日 ロイター] - 午前のドルは159円前半と、1年半ぶりの高値圏で売買が交錯した。高市政権の積極財政への思惑で円が売られる地合いは変わらずとなっている。為替介入への警戒感もくすぶるが、介入の効果に対する懐疑的な見方も根強い。
朝方に159.20円を挟んで売買が交錯していたドルは、仲値公示を過ぎてから買いが強まり、1年半ぶり高値となる159.45円まで上昇。その後はいったん上昇が一服した。
節目のドル160円が迫る中、介入への警戒感は「多少出ている」(みずほ銀行国際為替部為替スポットチームディレクターの南英明氏)ものの、「マーケット全体が上を見ている状況。高市トレードのドル買い/円売りが淡々と出ている」(同)との声が聞かれる。
衆院解散に踏み切った場合の総選挙は2月8日投開票を軸に調整が進んでいるとの報道もある。円サイドの材料で「ドル/円が下落する理由がない」(オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター)として、総選挙までは思惑が主導する円売りの流れが続くとの見方が聞かれた。
ドル/円の上昇を抑制する手段として実弾介入もあり得るものの、「根本にあるファンダメンタルズは変わらない。その中で介入を行えば大量の資金が必要。できる限り口先介入にとどめて時間を稼ぐのではないか」(町田氏)という。





