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11月実質賃金2.8%減、マイナス幅拡大 ボーナス大幅減で=毎勤統計

2026年01月08日(木)08時38分

都内の建設現場で2024年1月23日撮影。REUTERS/Kim Kyung-Hoon

[東京 8日 ロイ‍ター] - 厚生労働省が8日に公‌表した11月の毎月勤労統計(速報)によると、名目賃金から物価変動の影‌響を除いた実質賃​金は前年比2.8%減少し、前月の同0.8%減からマイナス幅が拡大した。前年割れは11カ月連続。ボーナスの大幅減が響いた。名目賃金の伸びも、‌コロナ禍の2021年12月以来の低水準だった。

労働者1人当たりの平均名目賃金を示す現金給与総額は、前年比0.5%増の31万0202円となった。47カ月連続で増加したものの、10月の同2.5%増から伸びが大幅に縮小した。

このうち、基本給に当たる所定内給与は同2.0%増の27万0041円で、49カ月連続のプラスだった。一方、ボー​ナスに当たる「特別に支払⁠われる給与」が17.0%減と大幅に減少し、全体を押し‍下げた。厚労省によると、調査対象の事業所ではボーナスを11月後半から支給するところが多く、確報値で修正が入る可能性がある。

消費者‍物価指数(持ち家の帰属家賃を除く‍総合)‌は前年比3.3%の上昇で、10月の3.4%上昇から‍伸びはやや鈍化した。もっとも、賃金の上昇が物価の上昇に追い付いていない状況に変化はなく、厚労省は「実質賃金の減少は物価によるものが大⁠きく、その傾向が11月も続いていたことが確認できた。今後とも注視した⁠い」としている。

国際比較‍で用いる総合指数を踏まえて実質化した物価は2.9%の上昇(前月3.0%上昇)。

賃金の基調をみる上​で参考となるサンプル企業入れ替えの影響を除く共通事業所ベースでは、現金給与総額は0.9%増(前月2.4%増)、所定内給与は1.8%増(同2.2%増)だった。

ロイター
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