ネットフリックス、WBD買収巡りつなぎ融資一部借り換え
ネットフリックスとワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)のロゴ。5日撮影。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
[22日 ロイター] - 米動画配信大手ネットフリックスは、メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)買収に向け、約590億ドルのつなぎ融資の一部を借り換えた。規制当局に22日付で届け出た書類で明らかになった。
ネットフリックスは、一定限度内で自由に資金を引き出せる「リボルビング・クレジット枠」として50億ドル、契約後の必要なタイミングで資金を引き出せる100億ドルの「ディレイド・ドロー・タームローン」を二つの計250億ドルを既に確保している。残る約340億ドルはシンジケートローン形式の新たなつなぎ融資で今後供与を受ける。
これらの資金は、買収取引の現金部分や関連する手数料、経費の支払いに充当されるほか、借り換えや一般事業目的にも活用される可能性がある。
WBDを巡っては、メディア大手パラマウント・スカイダンスがより高額の敵対的買収に乗り出している。ただ、WBD取締役会はネットフリックスの買収案を支持し、その理由として資金調達の確実性や戦略的な有益性を挙げている。





