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原油先物1％超上昇、米がベネズエラ出入港の制裁対象タンカーを封鎖
2025年12月19日（金）07時37分
写真は12月13日、ベネズエラのバホグランデ港付近で、輸出のための積み込みを終えた石油タンカー。REUTERS/Isaac Urrutia
[シンガポール １７日 ロイター] - アジア時間の原油先物は１％超上昇。トランプ米大統領がベネズエラに出入港する全ての制裁対象タンカーの全面封鎖を命じたことを受けた。
０２４５ＧＭＴ（日本時間午前１１時４５分）時点で、北海ブレント先物は０．７０ドル（１．２％）高の１バレル＝５９．６２ドル、米ＷＴＩ先物は０．７３ドル（１．３％）高の５６．００ドル。
トランプ氏は１６日、「ベネズエラに出入りする制裁対象の全石油タンカーを完全かつ全面的に封鎖することを命じる」と交流サイト（ＳＮＳ）に投稿。ベネズエラ政権を外国テロ組織に指定したとも表明した。
米国の石油トレーダーは、この措置によって日量４０万─５０万バレルの原油に影響が生じ、価格が１バレル当たり１─２ドル上昇する可能性があるとの見方を示した。
アナリストらは現時点で原油市場の供給は十分としつつ、封鎖が長期間続けば価格がさらに上昇する可能性が高いと指摘した。
