航空業界ネットゼロに黄信号、SAF供給不足 目標未達とIATA警告
エミレーツ航空の航空機にSAFを充填するスタッフ。ドバイで2023年1月撮影。REUTERS/Rula Rouhana
Joanna Plucinska Olivia Le Poidevin
[ジュネーブ 9日 ロイター] - 国際航空運送協会(IATA)は9日、世界の航空業界が今後数年間で持続可能な航空燃料(SAF)の使用目標を達成できない公算が大きいと明らかにした。燃料生産者と規制当局の「期待外れな」対応を理由に挙げた。
IATAのウィリー・ウォルシュ会長は記者団に対し、「期待していた量のSAFが生産されていない。残念だ」と述べた。ウォルシュ氏は以前、2050年のネットゼロ(排出量実質ゼロ)目標の達成が危ぶまれると警告していた。
廃材や使用済み食用油を主原料とするSAFは、従来のジェット燃料に比べて二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減できる。ただ、依然として価格が従来燃料の2─5倍に達する。
IATAは、2026年に240万トンのSAFが供給されると予測しているが、これは総燃料消費量の0.8%にとどまる。生産量は2024─25年で倍増したものの、25─26年はわずか50万トンの増加にとどまるとみられ、SAF部門の成長が鈍化していることを示す。
航空業界全体は21年に50年までのネットゼロ達成を約束したが、これはSAFへの段階的な移行に大きく依存している。
IATAのデータによると、SAFは世界のジェット燃料の約0.3%を占めており、この割合は25年時点でも0.7%に過ぎないと予測されていた。専門家は、排出量目標達成には生産量の急拡大が必要だと指摘する。
航空各社は以前から入手可能なSAFを全て購入する意思はあるとしつつも、ジェット燃料生産者が価格を人為的につり上げ、十分に生産していないと非難している。
-
東京本社/外資系データセンター事業者向けUPS 無停電電源装置/の技術営業
株式会社TMEIC
- 東京都
- 年収590万円~960万円
- 正社員
-
外苑前/在宅可/データサイエンティスト 大手外資系保険会社グループのDXカンパニー/休暇制度充実
アフラックデジタルサービス株式会社
- 東京都
- 年収800万円~1,300万円
- 正社員
-
エンジニア/生保/~残業20H以内/リモート可/国内・外資系の生保案件多数
株式会社センティックテクノロジー
- 東京都
- 年収450万円~950万円
- 正社員
-
生成AI商材/大手外資系「インサイドセールス「SV候補」」/その他コンサルティング系
ブリッジインターナショナル株式会社
- 東京都
- 年収340万円~450万円
- 正社員





