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英11月の労働市場は依然低調、正規従業員採用は改善乏しい=調査
2025年12月08日(月)12時19分
[ロンドン 8日 ロイター] - 監査法人KPMGと人材紹介・派遣業界団体「採用と雇用連盟(REC)」が8日発表した11月の英雇用情勢報告は、正規従業員採用指数の下げ幅が昨年7月以降で最も小幅だった。しかし、10月からの改善はほとんど見られず、労働市場が依然低調なことを示した。
派遣・短期雇用指数も節目の50を割り込み、縮小圏に沈んだ。
調査は11月12-24日、英国の約400社に上る採用・人材紹介企業を対象に実施した。KPMGのアドバイザリー責任者を務めるリサ・ファーニホー氏は「複雑なビジネス環境と(26日発表の)政府予算案を巡る不透明感で採用が凍結された」と指摘した。
ファーニホー氏は、実際の予算案で大規模増税がなかったことに安心感が生じるだろうが、それだけで企業の計画に著しい変化を見込むには不十分だとの見方を示した。
求人件数は過去5カ月で最も落ち込みが小さく、人材供給は2020年11月以降で2番目に急速な増加となった。





