米サウスウエスト航空、通期EBIT見通しを下方修正 政府閉鎖の影響
米格安航空会社(LCC)サウスウエスト航空は5日、2025年のEBIT(利払い前・税引き前利益)見通しを約5億ドルに下方修正した。写真はミネソタ州ミネアポリスの空港で11月7日に撮影したサウスウエスト航空機(2025年 ロイター/Tim Evans)
[5日 ロイター] - 米格安航空会社(LCC)サウスウエスト航空は5日、2025年のEBIT(利払い前・税引き前利益)見通しを約5億ドルに下方修正した。従来予想は6億─8億ドルだった。最近の政府機関閉鎖による売り上げの減少と燃料価格上昇の影響を理由に挙げた。
過去最長の43日間に及んだ一部政府機関の閉鎖は全国的に航空便の運航を混乱させ、航空管制官や航空関係職員数千人が無給での勤務を強いられた。連邦航空局(FAA)は人員不足を理由に、主要40空港で便数の削減を命じた。
政府機関閉鎖と厳しい冬の天候の複合的な影響を受け、市場アナリストらは米航空各社の第4・四半期利益予想を最大30%引き下げている。
同業ジェットブルーは2日、政府閉鎖関連の欠航とジャマイカを襲ったハリケーンにより運航実績が影響を受けたと発表。有効座席マイル(ASM)成長率は1ポイント下落すると見込んでいる。
航空大手デルタ航空は3日、第4・四半期の税引き前利益が約2億ドル減少するとの予想を発表した。





