午後3時のドルは155円半ばでもみ合い、日米金融政策織り込み一服
12月3日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅安の155円半ばで取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)
Shinji Kitamura
[東京 3日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅安の155円半ばで取引されている。年内の米利下げと日本の利上げがほぼ織り込まれた状態となり、次の手掛かり待ちで様子見ムードが広がった。
ドルは朝方の155円後半から半ばへ小幅下落した後、もみ合いが続いた。米金利先物市場が12月の利下げを9割弱、日本の金利先物市場が同月の利上げを8割超織り込んだことで、円相場の変動は一服となった。
市場では「日銀利上げを織り込む過程で、もう少し円高に振れてもよいと見ていたが、その後の追加利上げが見通しづらい状況下、利上げの打ち止め時期が近づいていると捉えられているようだ」(日本総研調査部マクロ経済研究センター研究員の吉田剛士氏)との指摘が出ていた。
豪ドルは102円半ばで底堅い動きが続き、先月下旬につけた1年4カ月ぶり高値に迫った。この日発表された第3・四半期実質国内総生産(GDP)は、前期比0.4%増と市場予想の0.7%増に届かなかったが、「1.2%増となった内需の強さが目立った」(ANZのシニアエコノミスト、アデレード・ティンブレル氏)点に関心を寄せる声があった。
来週の豪中銀理事会は政策金利の据え置き予想が大勢。豪金利先物市場では、追加利下げの可能性がほぼ排除され、次の一手は利上げになるとみられている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 155.69/155.70 1.1642/1.1644 181.26/181.27
午前9時現在 155.76/155.77 1.1627/1.1629 181.13/181.14
NY午後5時 155.85/155.89 1.1624/1.1625 181.18/181.24
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