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第一生命HD、30年度利益目標引き上げ 7000億円へ

2025年11月27日(木)14時33分

 11月27日、第一生命ホールディングスは投資家向けの経営説明会を実施し、2031年3月期(2030年度)のグループ修正利益目標を1000億円上乗せし7000億円に上方修正すると公表した。写真は2010年3月、都内で撮影(2025年 ロイター/Yuriko Nakao)

Miho Uranaka

[東京 27日 ロイター] - 第一生命ホールディングスは27日、投資家向けの経営説明会を実施し、2031年3月期(2030年度)のグループ修正利益目標を1000億円上乗せし7000億円に上方修正すると公表した。説明会で開示した資料の中で明らかにした。

今期のグループ修正利益が中期計画の目標値を捉える見通しで、修正ROE(自己資本利益率)の12%も30年度に14%に向けて順調に高まっている。これを踏まえて30年度の見通しを引き上げた。

30年度に向けては、配当還元を拡充しつつ、成長分野への資本配分をより戦略的に実行する。第一生命HDの菊田徹也社長はロイターとのインタビューで、現行の中期経営計画(2024-26年度)で掲げた戦略投資枠3000億円を、次期中計では、少なくともその倍となる6000億円規模への拡大も視野に入れていることを明らかにしている。

同社は今月14日、株価上昇に伴う有価証券売却益の増加を見込み26年3月期(25年度)の修正利益予想の上方修正を発表していた。英保険大手M&Gへの出資などを通じて、縮小する日本の保険市場に依存しない収益基盤を拡大し、資産運用や不動産事業など資本効率の高い分野への資金再配分も進めるなど、事業ポートフォリオの転換を加速している。

ロイター
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