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ドイツ銀、26年の金価格予想を4450ドルに引き上げ
2025年11月27日(木)08時05分
[26日 ロイター] - ドイツ銀行は26日、2026年の金価格予想を従来の1オンス=4000ドルから4450ドルに引き上げた。投資家の資金フローの安定化や中央銀行からの需要継続が理由だという。
同行は来年の予想レンジについて3950─4950ドルとしており、この上限はニューヨーク商品取引所(COMEX)の26年12月きりの現在の価格を約14%上回っている。
ドイツ銀は「ポジティブな構造的状況」を強調。中銀による買い入れやETF(上場投資信託)が供給の大部分を取り込んでおり、宝飾品市場へ回る量が減少しているが、全体的な需要は引き続き供給を上回っているとした。
一方、27年の金価格予想を5150ドルで据え置いた。
金現物価格は今年これまでに59%上昇しており、年間では1979年以来の上昇率となる見通し。10月20日には1オンス=4381.21ドルで史上最高値を付けた。





