テスラ、「中国サプライヤー重視」 米での排除報道を否定
写真は2020年1月、上海にあるテスラの工場で撮影。REUTERS/Aly Song
[上海 26日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの中国広報担当責任者グレース・タオ氏は26日、短文投稿サイト微博(ウェイボ)への投稿で、同社は中国拠点のサプライヤーの役割を重視しており、原産国や地理的位置を理由に排除することはないと表明した。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は今月、テスラが米国での自動車製造においてサプライヤーに対して中国製部品を排除するよう要請していると報じていた。
タオ氏は「米国、中国、欧州のいずれにおいても、テスラは世界中の生産拠点でサプライヤー選定に同一の厳格かつ客観的な基準を適用している」と説明。WSJの報道には直接言及しなかった。
同氏によれば、テスラの上海工場は400社余りの国内サプライヤーの協力により、中国の消費者向けに「モデル3」と「モデルY」を世界最低価格で販売し、サプライヤーのうち60社以上は世界的にも供給している。
テスラは中国製モデル3と改良版モデルYの部品の95%以上を現地調達しているという。モデル3の中国国内での販売価格は23万5500元(3万3250ドル)から、米国での販売価格は3万6990ドルからだ。





