中国は競争相手にシフト、欧州は内需拡大重視すべき=ECBレーン氏
欧州中央銀行(ECB)チーフエコノミストのフィリップ・レーン氏は、中国が「買い手」から「競争相手」にシフトしたとし、世界経済が変革期を迎える中、欧州は域内内需の拡大に焦点を当てるべきという認識を示した。2024年6月撮影(2025年 ロイター/Anna Gordon)
[ダブリン 26日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)チーフエコノミストのフィリップ・レーン氏は、中国が「買い手」から「競争相手」にシフトしたとし、世界経済が変革期を迎える中、欧州は域内内需の拡大に焦点を当てるべきという認識を示した。
レーン氏はロイターのポッドキャストで、長らく欧州製品の消費大国だった中国がトップクラスのノウハウを持つ産業を築き上げ、競争相手として、欧州の輸出の窓口を狭めていると指摘。「世界における比較優位パターンは変化した。中国は今、多くの分野で非常に強い」とし、「地政学的な状況とは関係なく、基本的な経済的現実がある。輸出と国内販売の相対的な魅力は変化した」と述べた。
「米国は重要」としつつも、「欧州経済の主要なけん引役ではない」とも指摘した。ただ、米関税措置を背景に世界の貿易の流れが変化し、欧州域内でも中国との競争にさらされているとの認識を示した。
「中国は東南アジアへの輸出を増やし、東南アジアは米国への輸出を増やしている。さらに中国は欧州や他の世界諸国への輸出も増やしており、世界にとって非常に大きな再編だ」と述べた。
同時に、約3億5000万人の人口を抱えるユーロ圏市場には、域内の障壁を取り除くことができれば、成長の機会は十分にあると強調。「米国から得られる教訓は、真の単一市場を持つことだ」とした。
単一市場の規模を確保するため、欧州連合(EU)加盟27カ国による困難な改革が必要になると認めつつも、「欧州が域内の内需を拡大する方法を考えるのは理にかなっている。それは財政政策と改革の双方を伴う」とし、そうなれば「欧州への投資や欧州における技術革新のインセンティブが高まる」と述べた。
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