S&P500、来年末7500到達へ AI主導で成長=JPモルガン
2025年11月19日、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)のフロアで撮影。REUTERS/Brendan McDermid/File Photo
[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースのグローバル市場戦略責任者ドゥブラフコ・ラコスブハス氏は、S&P総合500種は2026年末までに7500に達するとの見通しを示した。25日終値から10.9%上昇することを意味する。堅調な米国経済と人工知能(AI)主導の「スーパーサイクル(需要急拡大期)」に支えられるとした。
ラコスブハス氏は、少なくとも今後2年間、S&P構成銘柄の利益成長率は前年比13─15%になるとみている。LSEGのアナリスト予想は14.3%。25日に発表した同行の見通しは、米連邦準備理事会(FRB)による2回の追加利下げとその後の長期的な据え置きを前提としている。
ラコスブハス氏と同氏のチームは「AIバブルやバリュエーションを巡る懸念にもかかわらず、現在の高い株価収益率は、トレンドを上回る利益成長やAI関連の設備投資ブーム、株主還元の増加、財政政策の緩和を正しく予測している」と指摘。FRBがこれ以上の金融緩和を行えば、S&P500は来年8000を超える可能性があるとの見方も示した。





