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米HPが3年間で最大6000人削減へ、1株利益見通しは予想下回る

2025年11月26日(水)07時59分

8月19日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

Juby Babu

[25日 ロイター] - 米パソコン大手HPは25日、世界全体で2028年度までに4000─6000人の人員削減を想定していると述べた。事業合理化や人工知能(AI)導入による製品開発の迅速化、顧客満足度改善、生産性向上を目指す計画の一環だ。

エンリケ・ロレス最高経営責任者(CEO)は、製品開発と社内業務、顧客サポートに関する部門が削減対象になると説明。「この取り組みを通じて今後3年で年間10億ドルの経費節減になるだろう」と述べた。

モルガン・スタンレーのアナリストチームは、データセンター設置需要の高まりを背景に世界全体でメモリー半導体の価格が高騰しており、これがHPやデルといった消費者向け電子製品メーカーのコストを押し上げ、利益を圧迫する恐れがあると警告している。

HPはメモリー半導体に関して26年度前半分の在庫は確保しているが、ロレス氏は年度後半には価格高騰の影響を受けるとの見通しを示した。

この日発表した第4・四半期(8─10月)売上高は146億4000万ドルと、市場予想の144億8000万ドルを超えた。

第1・四半期(11─1月)の調整後1株利益見通しは0.73-0.81ドルで、レンジの中心は市場予想の0.79ドルに届かなかった。

通期の調整後1株利益見通しは2.90─3.20ドル。やはり市場予想の3.30%を下回った。

ロイター
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