ニュース速報
ビジネス

米国株式市場=続伸、ダウ664ドル高 利下げ観測高まる

2025年11月26日(水)06時38分

2025年4月7日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影。REUTERS/Kylie Cooper

Stephen Culp

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は続伸して取引を終えた。一連の経済指標が12月の利下げを支持する内容となったことが背景。

主要3指数は全てプラス圏で引け、優良銘柄で構成されるダウ工業株30種が上げを主導した。一方、人工知能(AI)関連のトップ企業であるエヌビディアの株価が下落し、ハイテク株中心のナスダック総合の上げは限定的だった。

商務省と労働省がそれぞれ発表した9月の小売売上高と卸売物価指数(PPI)は、消費の軟化とインフレの鈍化傾向を示した。

コンファレンス・ボード(CB)が発表した11月の消費者信頼感指数は前月から低下し、4月以来の低水準となった。市場予想も下回った。

マーフィー&シルベストの市場ストラテジスト、ポール・ノルテ氏は「前回の会合では、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長は(経済データの不足を理由に)、次回会合で金利を据え置く可能性を示唆した」と指摘。

「その後、政策当局者らが講演し、『12月には何も行わない』から『雇用市場に深刻な弱さが見られるため、12月に利下げが必要だ』に変わった」と述べた。

金融市場もこれに同意しており、12月に利下げが実施される確率は1週間前の50.1%に対し、現在は84.7%となっている。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 47112.45 +664.18 +1.43 46482.36 47182.90 46341.35

前営業日終値 46448.27

ナスダック総合 23025.59 +153.59 +0.67 22802.85 23070.09 22587.11

前営業日終値 22872.01

S&P総合500種 6765.88 +60.76 +0.91 6697.03 6776.40 6659.98

前営業日終値 6705.12

ダウ輸送株20種 16401.15 +363.90 +2.27

ダウ公共株15種 1106.46 -7.19 -0.65

フィラデルフィア半導体 6714.18 +10.98 +0.16

VIX指数 18.56 -1.96 -9.55

S&P一般消費財 1888.03 +35.57 +1.92

S&P素材 553.54 +6.69 +1.22

S&P工業 1283.74 +15.88 +1.25

S&P主要消費財 868.83 +12.75 +1.49

S&P金融 872.50 +10.27 +1.19

S&P不動産 260.01 +1.90 +0.74

S&Pエネルギー 673.11 -4.64 -0.68

S&Pヘルスケア 1847.27 +39.08 +2.16

S&P通信サービス 456.20 +7.33 +1.63

S&P情報技術 5599.52 -1.54 -0.03

S&P公益事業 448.92 -1.56 -0.35

NYSE出来高 12.58億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 49180 + 580 大阪比

シカゴ日経先物12月限 円建て 49145 + 545 大阪比

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

FBI、民主6議員に聴取要請 軍に「違法命令」拒否

ビジネス

米HPが3年間で最大6000人削減へ、1株利益見通

ビジネス

米財政赤字、10月は2840億ドルに拡大 関税収入

ビジネス

中国アリババ、7─9月期は増収減益 配送サービス拡
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    使っていたら変更を! 「使用頻度の高いパスワード」…
  • 10
    トランプの脅威から祖国を守るため、「環境派」の顔…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中