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米財政赤字、10月は2840億ドルに拡大 関税収入増も給付金が相殺

2025年11月26日(水)06時16分

米ワシントンの財務省。(2021年4月25日撮影)。REUTERS/Al Drago

David Lawder

[25日 ロイター] - 米財務省が25日に発表した10月の財政収支は、赤字が前年同月比10%(270億ドル)増の2840億ドルとなった。記録的な関税収入があったものの、11月分の給付金の支払い時期が10月に前倒しされたことで相殺された。

給付金の支払額のカレンダー上のずれを調整すれば、10月の赤字額は前年同月比29%減の約1800億ドルとなるはずだった。

財務省当局者は、政府機関閉鎖により遅延した支払いによる歳出への影響について正確な推計はしていないものの、歳出総額の5%未満になるとみていると述べた。米連邦法は、政府閉鎖中に未払いとなった給与やその他の債務は、予算が復活した時点で全額支払われることを義務付けている。

11月の給付金支払いを含む10月の歳出総額は前年同月比18%増の6890億ドル。歳入は24%増の4040億ドルと、同月としては過去最高を記録した。

最大の歳入源は純関税収入で、10月は314億ドルと同月としては過去最高を記録した。

ロイター
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