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英金利、「かなり早期に」中立水準に下げるべき=ディングラ委員

2025年11月19日(水)07時30分

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のディングラ委員。ロンドンで2023年3月撮影。REUTERS/Hannah McKay

[シェフィールド(イングランド) 18日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のディングラ委員は18日、政策金利を「かなり早期に」中立水準まで引き下げるべきとの見方を示した。

英中銀は今月、政策金利を4.0%に据え置いたが、政策委員の投票は5対4で、ディングラ氏は利下げを支持した4人のうちの1人だった。

同氏は投票総括で、金融政策は過度に引き締まった状態にあるとし、経済の需要見通しの弱さを回避するために金利を引き下げるべきとの見方を示していた。

ディングラ氏はシェフィールド大学での学生向けプレゼンテーション後、「引き締まりはあと1年半続くと予想されるため、(景気を熱しも冷ましもしない中立金利に)かなり早期に到達すべきだ」と述べた。

中立金利の水準を現時点で推測するのではなく、経済指標を参考にすると述べた。

19日発表のインフレ統計では、サービス部門におけるデフレ継続や、最近の食品価格上昇がより広範囲の品目に広がっていないかどうかを注視するとした。

ロイター
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