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外国勢の米国債保有、9月は減少 日本が増加・中国減少

2025年11月19日(水)08時30分

2023年3月10日撮影。REUTERS/Dado Ruvic

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米財務省が18日発表した9月の対米証券投資統計によると、外国勢の米国債保有額は6カ月ぶりに減少した。

同統計は連邦政府機関閉鎖の影響で発表が遅れていた。10月分は12月18日に発表となる。

9月の外国勢の米国債保有額は9兆2490億ドル。8月の9兆2620億ドルから小幅に減少した。前年同月比では5.5%増だった。

最大の保有国は引き続き日本で、9月の保有額は1兆1890億ドルと、22年8月(1兆1960億ドル)以来の水準に達した。保有額は9カ月連続で増加した。

中国の保有額は8月の7010億ドルから7005億ドルへ減少。7月には6969億ドルと、08年10月(6841億ドル)以来の低水準となっていた。中国は英国に次ぐ第3位の米国債保有国。

中国は過去10年にわたり、米国債の保有を徐々に減らしている。

英国の9月の米国債保有額は8650億ドルと、8月の9043億ドルから減少した。

取引ベースでは、9月の外国勢による米国債購入は255億ドル。8月の485億ドルから減少した。5月には22年8月以降で最大となる1474億ドルの購入を記録していた。

一方、9月の外国勢による米国株投資は1329億ドルの買い越し。8月の894億ドルから増加した。7月は162億ドルの売り越しだった。

9月の対米資本純流入額は1901億ドルで、8月の1871億ドルを上回った。7月は66億ドルの流出だった。

ロイター
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