国内ファンドのＪＡＣ、島津製作所へ出資 パートナー契約締結

Miho Uranaka

［東京　１８日　ロイター］ - 投資会社ジャパン・アクティベーション・キャピタル（ＪＡＣ）は１８日、島津製作所への出資を公表した。持続的な成長と企業価値向上に向けたパートナーシップ契約を締結し、運用するファンドを通じて島津株を取得した。金額など詳細は明らかにしていないが、同社は出資比率は数％から約１０％程度を方針としている。

島津製作所は中期経営計画で、ヘルスケアやグリーン分野などを中心に事業拡大を進めるとしており、ＪＡＣのリソースやネットワークを活用して戦略推進を加速するという。

２０２３年７月に米カーライル・グループ出身の大塚博行氏が立ち上げたＪＡＣは、主に大手上場企業を対象に中長期的・持続的な成長を支援するファンド。これまで、オムロン、タダノ、ライオン、ピジョンへも出資している。