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豪のSNS年齢制限、「反対だが順守する」 メタなど議会証言

2025年10月28日(火)14時00分

 10月28日、インスタグラムを所有するメタやその他の交流サイト(SNS)企業は、オーストラリアで導入が予定されている16歳未満のSNS利用禁止措置について改めて反対の姿勢を示す一方、12月10日に施行されれば、法律に従いアカウントの停止を開始するとした。写真はメタのロゴ。6月11日、パリで撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[シドニー 28日 ロイター] - インスタグラムを所有するメタやその他の交流サイト(SNS)企業は28日、オーストラリアで導入が予定されている16歳未満のSNS利用禁止措置について改めて反対の姿勢を示す一方、12月10日に施行されれば、法律に従いアカウントの停止を開始するとした。

メタ、TikTok親会社の字節跳動(バイトダンス)、スナップの幹部が豪議会で証言した。禁止は若者の保護にはつながらないと引き続き考えているが、未成年アカウントのオーナーに近々連絡を取り、変更に備える予定だと述べた。

新法によると、プラットフォームは16歳未満のユーザーをブロックする「合理的措置」を講じなければならず、そうでなければ最高4950万豪ドル(約3250万米ドル)の罰金が科せられる。

幹部のコメントはSNS業界の姿勢の変化を表している。以前は、禁止令は若者を監視の行き届かないより危険なインターネットの片隅に追いやるなどと主張していた。

スナップのグローバル・ポリシー&プラットフォーム・オペレーション担当シニアバイスプレジデント、ジェニファー・スタウト氏は「賛同はしないが、法律を受け入れ、順守する」と述べた。

ロイター
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