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米インテル、通期経費見通しを下方修正 アルテラ株売却で

2025年09月16日(火)14時17分

 9月15日、米半導体大手インテルは、2025年通期調整後営業経費目標を従来の170億ドルから168億ドルに下方修正したと発表した。写真はコンピューターのマザーボードの近くの同社のロゴ。2024年1月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[15日 ロイター] - 米半導体大手インテルは15日、2025年通期調整後営業経費目標を従来の170億ドルから168億ドルに下方修正したと発表した。傘下のプログラマブルチップ部門アルテラの株式を売却し、同社を連結対象から除外したことが理由。

インテルは24年に188億ドルと1986年以来となる大幅な赤字を計上。前最高経営責任者(CEO)のパット・ゲルシンガー氏が不採算の受託製造事業の拡大に数十億ドルを投じたことが響いた。

リップ・ブー・タン新CEOが財務基盤強化に向け、事業の合理化と経営陣の刷新を進める一方、米政府がインテル株式10%を取得した。

インテルは4月、アルテラ株51%を投資ファンドのシルバーレイクに売却することで合意した。アルテラの価値は87億5000万ドルと、インテルが15年に支払った約170億ドルを大きく下回った。規制当局に提出した書類によると、株式売却は手続きが9月12日に完了した。

アルテラは25年上半期にインテルの事業部門として売上高8億1600万ドルを計上。売上粗利益率は55%、営業経費は3億5600万ドルだった。

インテルは26年通期営業経費目標を160億ドルに据え置いた。7月には今年末の従業員数が前年比20%以上減少するとの見通しを示した。

ロイター
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